Webhook解説
Webhook(ウェブフック)は、一見すると難しそうな言葉ですが、実は「ある出来事が起きたときに、自動でお知らせを送るしくみ」です。
このページでは、「Webhookってなに?」「どんなことができるの?」「実際に使うにはどうすればいいの?」という疑問に沿って解説していきます。
Webhookとは
● 簡単に言うと
Webhookは、「自動で通知を飛ばしてくれる仕組み」です。たとえば、「フォームに回答があったら、チャットにお知らせしたい」といった場面で活躍します。
● イメージで理解する
- 郵便ポストに手紙を投函 → 自動でLINEに通知がくる
- 料理が完成 → キッチンタイマーが鳴る こういった「トリガー(きっかけ)→ アクション(通知など)」の流れを、ネットの世界で実現するのがWebhookです。
● 技術的には
技術的には、あるサービスが別のサービスに対して「こういうことが起きたよ!」とHTTPという方法で情報を送る仕組みです。
「通知を自動で送る仕組み」ぐらいに思っておきましょう。
本腰を据えて理解したい場合は以下のリンクが有用です。
活用方法
● Webhookはどんなときに使えるの?
Webhookは、さまざまなサービスをつなぐ「橋渡し」のような役割をします。以下のようなケースで使われます。
- Googleフォームの回答があったら、SlackやDiscordに通知
- GitHubでコードが更新されたら、自動でチャットに投稿
- 決済が完了したら、顧客に自動でメールを送る
● メリット
- 手動操作がいらない → 作業効率アップ
- リアルタイムで反応できる → 素早い対応が可能に
- 他のツールと連携しやすい → 業務の自動化が進む
Discordで設定してみる
● 実際にWebhookを使ってみよう
ここでは、Discordを使ってWebhookを試してみます。
① DiscordでWebhookを作る
- 通知を受けたいチャンネルの「編集」から「連携サービス」を開く
- 「Webhookを作成」ボタンを押す
- 名前やアイコンを設定(わかりやすくしておくと◎)
- 「Webhook URL」が表示されるのでコピー(このURLが通知の宛先)
② 通知を送ってみる
Webhook URLに対して、外部のサービス(例:GAS、Zapier、GitHubなど)から「メッセージを送る」設定をすれば、Discordに通知が届くようになります。
★[応用] 活用できるサイト
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Discordのembed作成・webhook送信サイト Embed Generator | Discord embeds without the hassle
- Discordにembedを活用した発展的なメッセージを送信したいときに使えます。
- GASなどでコードを作成するのが面倒なときは、直接このサイトから送信することもできます。
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Webhookの送受信を検証するサイト Webhook.site - Test, transform and automate Web requests and emails
- かなり高度な内容にはなりますが、既存のサービスからどのようなデータがwebhook宛てに送られてくるのかを検証するために使えます。